(財)東京大学出版会

最終更新日: 2008/11/22 04:49:26

出版者情報

国別記号 4
出版社記号 13
出版者名 (財)東京大学出版会 [Google] [Yahoo!] [Wikipedia] [Books.or.jp]
ヨミ トウキヨウダイガクシユツパンカイ
url http://www.utp.or.jp

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教養のためのブックガイド

教養のためのブックガイド
小林 康夫; 山本 泰;

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¥ 1,680 (ISBN : 4130033239, 2005-03-29)


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人間の問い

東大の様々な分野の(助)教授陣が執筆された、「人間とは何か」を問うための書の紹介本です。

以下の様な切り口で、様々な名著が紹介されています。

・人間の位置づけを、(1)歴史の中での存在、(2)宇宙の中での存在、(3)生物の一種としての存在、という3つの視点から観た書

・古今の世界の覇権を取ってきた、中国、英米、ラテン という3つの言語圏それぞれについて、執筆者が適任と判断した専門家からの推薦図書

・日本への留学生に勧める本
・読んではいけない(というよりも、それなりのわきまえ・覚悟を持って読むべき)本

執筆者が文中で述べられているように、万人にとって一律にスタンダードとなる書をリストアップすることなど不可能です。

頭から否定もせず、一つの見方として参考にするという程度で読めば、なかなか参考になる内容ではないでしょうか。
(レビュー日:2007-04-22)

東大教授の頭の中は?

 大学出版は外部の人間がその大学の門戸を叩くことの出来る本といえるかもしれません。そして、東大は特に気になる大学です。
 この本はその東大教授が考える「教養」、そしてそれに結びついた本が列挙され、勉学に目覚めた方が遅れを取り戻す良いきっかけになると思います。
 また、東大教授は人間的にも固いというイメージ(偏見?)を持っていましたが、座談話では、大変魅力的な方だと驚きました。
 「教養」は万人に開かれた人類の知的遺産です。それをより多くの人に知ってもらいたいです。
(レビュー日:2006-02-06)

あいかわらずですね

ブックガイドと名のっているが、実質は東大教養学部の先生たちの雑談集にすぎない。
あいかわらず本の中では大風呂敷をひろげてあるが、東大教養学部の研究室にはスポーツ新聞が置いてある。
とおもえば逆に、随分昔の話になるが、新党さきがけが出来た日に、そのニュースを知らない哲学の先生がいた。
過去の伝統で理論武装し、人類の未来に思いをはせるのも、たまには優雅でいいかも知れないが、足もとをすくわれているかもしれないという自覚はこの先生がたにはあるだろうか。
学者としての立場で自由にものがいえるというのは、ずいぶんと恵まれた立場だ。
御老公がたが一般向けの本を楽しく書いている間にも、東大ですら大勢のポスドクが、人類の未来どころか自分の未来すらも見えない苦しい生活を送っている。
大学(あるいは少なくとも教養学部)の存在意義が疑われつつある時代に、あまり悠長なことを言っている暇はないはずだと思うのだが、こういう本を出せる事自体が、旧国立大学の文系教員の既得権の安泰さを物語っているようだ。
(レビュー日:2005-11-09)

貧乏だった学生時代……今もか(笑)

パラパラとめくった限りでは,こうした内容は今まで教養学部報に載せられ,
学外者も含めタダで配られていました.
それを金をとって売るようになったというのは
国立大学法人化の影響か……
(レビュー日:2005-06-10)

大学新入生必読の本

「知の技法」、「知の論理」らにも衝撃を受けましたが、それ同様に衝撃を受けたのがこの本です。
まさに、大学生における必読の入門書と言えると思います。
特に、2章の小林康夫先生といろんな先生たちとの対談の場面は、「知」とは「教養」とはをさらに考えさせてくれます。
今、大学生がどう勉強するのかを模索してるなかで、この本と早く出会えるかが、そしてこの本からいろんな本に出会っていくことが、問題解決の近道と言えると思います!
(レビュー日:2005-06-03)

映画論講義

映画論講義
蓮實 重彦

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¥ 2,730 (ISBN : 413083049X, 2008-09-27)


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にせ男爵、おおいに語る

 本書には蓮實が96年から07年にかけて行った講演など、映画をめぐる34本の「口語的なテクスト」を収めるが、「不特定多数の人々に向って口にされた、多少とも啓蒙的な体裁に収まってはいても、本質的には啓蒙的であることを回避しようとする批評的な構想にもとづく」(p464)と述べられている。この「批評」の意味を知りたい向きは「早稲田文学1」の蓮實インタビューが参考になる。
 しかしそのインタビューでより興味深いのは、蓮實の次のような告白だ。批評家なら誰でも、テクストのあらゆる記号を目覚めさせ、収拾がつかなくなる状況を身をもって体験したいと思うだろう。しかしそのような環境に身をさらすことを自分はどこかで避け、「結局は自分の身を維持するようなかたちでしかものを書いてこなかった」(p346)。そしてバルトでさえそこには至れなかったと述べた後、「結局のところ、あらゆる批評家は、ぎりぎりのところまで行った場合の自分を思い描きながら、誰もがその手前で立ち止まり、それより先に足を踏み入れずにいる」(p345)と断じ、その理由を「記号を存在せしめることで主体が非在化されること」(p344)への恐怖に求めている。
 ところが蓮實はこれに続き、決定的なことを口にする。教師として講壇に立つことで、バルトは「かろうじて、また心ならずも自分を護った」(p344)。「わたくしもそうですが、講壇に立つとき、まどろんでいる記号をことごとく覚醒させることなどできないと、誰もがあらかじめ自己抑制してしまう」(p343)。講義を聞くことは、作品に直接触れることほどエネルギーを消費しない……これに続く「人類は本を読むことが嫌いだから、そういう講義にひとが集まるのです」(p343)という言葉は、「人類はフィルムを見ることが好きでないから、そういう講義にひとが集まるのです」と読み換えられよう。況や講義録など読む人間に於いてをや!
 ……というワケで、そこまで分かった上で本書を上梓する蓮實は相当に喰えない教師であり、たとえ啓蒙的ではないにしても訓育的ではある。護身の術も知らぬまま蓮實の誘惑の言葉に乗せられて、蓮實とチキンレースなどしたら身を滅ぼします。
(レビュー日:2008-11-03)

今読まれるべき本

 蓮見氏の近年の活動の集大成的な意味合いを持つ本です。
 その内容は特に現代の映画について包括的なスケールで
語られ、他の追随を許さないものがあります。
マイケル・マンとガス・ヴァン・サントのどちらを今擁護すべきなのか、
あるいはまた、スコセッシの映画より「スターウォーズ・クローンの攻撃」の方が
優れた作品である、等々、興味深い視点がいつもながらちりばめられています。
現在の映画を捉える上で大いに参考になるでしょう。
(レビュー日:2008-11-03)

信頼の構造―こころと社会の進化ゲーム

信頼の構造―こころと社会の進化ゲーム
山岸 俊男

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¥ 3,360 (ISBN : 4130111086, 1998-05)


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現代社会の構造がわかる。

やる能力があるかどうかで判断する信頼と、やる気があるかどうかで判断する信頼との違い、及び信頼と安全の違い。現代社会に当てはめて考えてみるとそうだったのかと思う点が数多くあり、企業で広告関係の職種に従事する自分にとっても非常に参考になる本である。
我々はつい、信頼と安心をはき違えているのではないだろうか。
(レビュー日:2002-03-12)

民法1 第4版

民法1 第4版
内田 貴

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¥ 3,465 (ISBN : 4130323512, 2008-04-04)


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読みやすいです!

他のコメントで紙質とおっしゃっていますが、それは本の厚さを薄くするために、わざわざ薄い紙を使ったのであって、間違っても紙代をケチったわけではないですよ。むしろ値段のはる紙を使っているはずです。それがマーカーを引きたいと思っている読者とニーズが合致しているかは別問題でしょうけども。
内容ですが、なんといってもとっつきやすいと思います。予備校の本を使うより(私個人とてしては)断然読むインセンティブがやっぱり湧きます。択一問題集とか論文問題集とかを解きながら逐一内民を引いていくと勉強が楽しくはかどります。私はいい教科書だと思います!!(意見は人それぞれですから)。
(レビュー日:2008-10-01)

紙質が・・

内容は最新の民法改正に対応していますが、第3版に比べ紙質がかなり悪くなっています。具体的には、蛍光ペンで線を引くと裏にかなりにじみます。第3版ではこんなことはありませんでした。これでは、いくら内容が改正されているとはいえ読者のことを考えた改正とは思えません。しかも紙質は下がったのに値段は上がってるし・・。第3版がすばらしかったので新版に期待していただけに、非常に残念です。
(レビュー日:2008-09-01)

統計学入門 (基礎統計学)

統計学入門 (基礎統計学)
[編集]東京大学教養学部統計学教室

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¥ 2,940 (ISBN : 4130420658, 1991-07)


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数学の知識必要

アカデミックには数学を使ったアプローチが必須であろうが、
この本はそれを地でいったもの。
文系で数学不得意と開き直りながらも、
経済学の関係で統計を紐解く身としては余り親切ではない本だと感じた。
実力や知識の如何であろうが、
今後このような本格のアプローチをあえて戻ろうと思うだろうか。
最低限の必要な知識は、他の入門書で得られる気がする。
(レビュー日:2008-07-11)

文系の私には何が何やら…

大学の教科書(統計数学)として購入。
配送料も含めて、新品のお値段50%で購入できました。
しかし、理系の先生が薦める教科書って、どういう訳か、文系の私にはさっぱりです。
(一応、センター試験では数学1Aと数学2Bで、70点以上取れなければ、入れない大学なのですが…。他に6科目、つまり合計8科目で72%以上取れなければ、合格できません。)
もっと具体的に、分かりやすく説明して下さい!と叫びたくなります。
しかし、理系の方々にとっては、平易に書かれていて、理解しやすいのでしょうね。
私は仕方がないので、他のもっと分かりやすい本(文系向け)で、自習しております。
(レビュー日:2008-06-05)

確実な基礎をつけることのできる良書

統計学の入門から中級まで扱っています。僕は統計をあまりやったことがありませんでしたが、基礎を知ることができました。易しい表現でかなり幅広いトピックを扱いつつ、かつ押さえるべき概念をきちんと押さえています。留学・(開発系・政策系の)院進学ではこれがあれば十分かと思います。ただ、計算演習が少ないのが残念.
(レビュー日:2008-05-11)

統計学の『考え方』を基礎から勉強したい人に良書。

単なる手法としてではなく、その手法を何故用いるかまでを理解するには、本書は良書。基礎的な部分に注目するあまりに冗長になったり、またエクセルを用いる事を前提として数理を疎かにしたり、統計学の初学者向けの書籍にありがちなそうした問題点に不満を持つ人に良書。本書はとくに、「何故、そうなのか」を比較的丁寧に説明してくれている。エクセルで回帰分析をバンバンこなしていはいるのだが、根本的な部分では「実はあまりわかっていない」と自覚している人には劇的な効果(勿論、良い意味で)を持つ本。ジックリと読み込む値打ちのある本である。
(レビュー日:2007-11-21)

数理統計学の応用も視野に入れた良書

統計学の主目的は実際場面への適用にあるため、具体的な事例に沿った解説は不可
欠だと思います。その点この本は適度に具体例を取りあげつつ、数理統計の基礎を
要領よくまとめていると思います。
難点を言えば数理的な展開にギャップがあり、数学的背景の理解が曖昧になるとい
うところでしょうか。例えば確率変数の説明が少し不足しているように感じられま
した。
この点を補う書物として微積分の初歩的知識で読める『統計学入門』(蓑谷千凰彦
著、東京図書)や数学的展開に重点を置いた『数理統計学』(稲垣宣生著、裳華房)
を併読すると良いと思います。前者は計量経済学の専門家が書いた本、後者は数学
の専門家が書いた本です。
(レビュー日:2007-05-26)

民法 2 第2版

民法 2 第2版
内田 貴

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¥ 3,780 (ISBN : 4130323083, 2007-01)


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債権各論が弱いような

法律書には血の通った本と、そうでない本がある。
前者の例としては芦部憲法や田宮刑訴などがある。後者の例としては弥永会社法や近江民法が入るだろう。人によって感じ方は違うだろうが私はそう感じた。
血の通わない本は、知識を詰め込むのにはいいだろうが、ハッキリ言ってつまらない。読む本ではない。参照する本だと思う。それなら予備校本で十分だ。

で、本書であるが、私は間違いなく前者であると思った。
債権各論の説明がいまいちであったり、不法行為法では通説に反した説明を加えたり、内田民法シリーズの中では分かりにくい本だ。しかし、内田先生の思想を随所に感じることができるのである。つまらない法律も多少はおもしろく感じられる。通読に耐えられる。

試験委員であった影響から、愛読者はいまだに多い(かつて本書の「過失概念の変容」なんてテーマがそのまま出題されたこともあった)。よく言われることだが、通説がどこにあるのか意識しながら読み込めば、新司法試験にも通用するのではないかと思う。
(レビュー日:2008-09-19)

民法2は注意が必要かも

内田民法は情報量が多く、使い勝手もいいが、やはり講義用なのか、民法2に関してはいまいち説明がわかりずらい。1と3はそこまでではないんだけどな〜

この分野、特に不法行為に関しては一人で読んだ場合、なに言ってるの?って感じになる!内田先生の講義でも聞けばわかるのかな?残念ながらT大生ではなにので不明です。
この分野は、潮見先生の債権各論1・2(黄色い本です!これはお薦めですよ♪)を読んだほうがわかりやすいし、勉強になる。もしくは大村先生の基本民法でもいいと思う(こちらは核はしっかりしてるけど情報が少ないのがね〜)。

しかし、どちらも事例が弱いので、ここで内田が欲しくなる。
やはりこの本の最大の長所ともいうべく、事例の情報はやはり随一。判例でどこを読めばいいのか非常にわかりやすいので事例集としてはやはり持っていた方が勉強になる。
説明はわかりずらいので、評価としては3だが、やはり事例と情報量を考慮して4。

※なお内田先生が民法改正に乗り出していることから、「こう改正したいのかなぁ」というのがわかる本でもありますね。例えば事情変更の原則の条文化もあり得るのでは!?
(レビュー日:2007-10-28)

結構改訂。

 事例中心でウンザリじっくり、判例こってりマスターで安心退屈、学説・理論少な目で
なんか腑に落ちない、は相変わらず。好き嫌いがかなり別れること間違いなし。
 ただ、新司法試験は判例重視ですし、ロー入試でも事案問題が多いので内民は重宝するかと。択一ならかなりの確立で同一事案が載っています。

 改訂は結構多いです。
・新判例てんこ盛り。(なんせ10年分です。前書きで内田先生が謝っていらっしゃいました)
・新判例分析も結構沢山。おなじみの青いスペースで新傾向なんかを新たに解説。

 判例や内田先生の解説・分析が読みたいかたは買い替えてもいいかも。
 そもそも判例重視の民法の世界(旧司法試験時代からそう)で古すぎる旧版の判例
情報で勉強していくのはかなり不安と思うが・・・・・。
 
(レビュー日:2007-03-17)

生活保護の経済分析

生活保護の経済分析
阿部 彩; 國枝 繁樹; 鈴木 亘; 林 正義;

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¥ 3,990 (ISBN : 4130402382, 2008-03)


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責任という虚構

責任という虚構
小坂井 敏晶

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¥ 3,675 (ISBN : 4130101080, 2008-08)


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一般気象学

一般気象学
小倉 義光

通常24時間以内に発送 (2008/11/22 04:49:28(日本時間)時点 -詳細はこちら-)

¥ 2,940 (ISBN : 4130627066, 1999-04)


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気象学入門の第一歩

気象予報士試験のネタ本として有名になってしまったのが残念であるが、
気象について勉強したい方の「最初の一冊」としてお勧めしたい。

学部生向けにあまり数学的に難しくなく、丁寧に説明しているので、
文型の方でも頑張れば読みこなせることと思います。
ただ、言うまでもなく、気象という自然現象を曖昧さなしに理解しようとすれば、
「数学」という共通語は避けて通れません。
難しい数学を使わないため、地衡風や傾圧不安定波の話は
かえって不正確でわかりづらくなっているのも事実です。

この本を読んで芽生えた疑問は、
読者のさらなる勉強・努力に委ねられているわけです。
予報士を取って満足しないで下さいね。
(レビュー日:2006-12-21)

文系も理系も

この本には所々に数式を扱う計算があり、文系の人には煩わしいかと思いますが、計算を追わずに結果に納得するだけでも十分いいと思います。
かといって理系の方にはつまらないわけでもなく、しっかりと微積を使っていたりして、数学的にも納得がいき、万人が読める良書だと思います。
(レビュー日:2006-05-06)

気象学最良の入門書

気象予報士試験の一般知識分野の学習ではこの本を何回も読み直しました。
気象予報士を目指す人であれば,学科試験の一般知識(法規除く)はこの本でだいたいカバーできます。
難しい数学や物理の知識は必要ありませんが,高校で学ぶ程度の数学の知識は最低限必要かと思います。
本の内容はよく出来ており,読み始めた当初はすべて理解できるか不安でしたが(いまだに全ては理解できていませんが…),「この本で勉強していこう」という気にさせてくれるくらい,しっかりした内容になっています。
数式だけ,言葉だけによる傲慢な説明ではなく,両者による説明がほどよくなされていると思います。
(レビュー日:2005-05-24)

分かりやすい

気象学の本としては、分かりやすい部類に入ると思います。
(レビュー日:2005-01-20)

気象の勉強を始めてから2冊目以降に薦める本

予報士試験の中でも、「気象業務に関する一般知識」の分野を対象とした良書です。しかしながら、気象をこれから勉強し始めようという人がいきなりこの本に手をつけてしまうと、面食らう感が・・・。
浅野祐一著の「重点マスター気象予報士試験」を読んでからだと、だいぶ取っ付きやすいと思います。
なお、他の参考書や通信教育のテキスト等でも、この本を文献としているものが数多く、本試験にもこの本を基にした出題があるとの噂があるほどの名著です。
(レビュー日:2004-12-07)

連戦連敗

連戦連敗
安藤 忠雄

通常24時間以内に発送 (2008/11/22 04:49:28(日本時間)時点 -詳細はこちら-)

¥ 2,520 (ISBN : 4130638041, 2001-09-03)


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自ら選択した道に希望を忘れなかった

・ 本書は元々、東京大学大学院で行われた講義録。私は安藤氏の建築が特に好きな訳ではないが(しばしば指摘されるように、使い勝手が良くないと思う)、「連戦連敗」とのタイトルに惹かれて読んでみた。
・ しかし安藤氏ほどの有名建築家でさえ、コンペで敗退することが多いとは。彼らの忍耐力と挑戦意欲に感銘を受けた。また建築を狭い範囲で捉えず、歴史、文化、環境問題と関連させて論じている。
・ 「(P.22)ギリギリの緊張状態にあってこそ、創造する力は発揮される」、「(P.26)旅を続けるのは、内省の時間が得られるから」、「(P.31) 自ら選択した道に希望を忘れなかった」、「(P.41)枠組み自体を疑ってみる」、「(P.140)敗戦が次の段階へと進む可能性につながる」、「(P.191)現地に足を運んで、その空気に触れ、手で素材感を確かめ、声の響き方に耳を澄ます」など、様々な意見を述べている。
・ さらに、「ピューリッツァー美術館」、「丹下健三」、「ル・コルビュジエ」、「集成材」など固有名詞や建築関連の言葉の解説が各ページの脇にあって、情報量が豊富で使いやすい。写真もモノクロであるが、かなり豊富に入っている。この出版社(東京大学出版会)と編集者のアイデアかと思うが、素晴らしい。
(レビュー日:2008-09-26)

自分は建築系でもなく若くも無いけれど

自分の職業生活も毎日コンペに晒されている。職場でのポジションが上がるほど、負けたときの心理的ダメージは大きいのだが、数年前の好調はどこへやら、最近では文字通り連戦連敗である。先日自分でも自信満々でプレゼンしたコンペで次点に終わり、自分はもう社会からチョイスされない、この業界での商品価値がない人間なのだとぷっつり心の糸が切れた。会社をサボって本屋をさまよっている時に、この本に出会った。
「コンペで勝てなくてもアイディアは残る。実際、コンペのときに発見した新たなコンセプトが、その後に別なかたちで立ち上がることもある。」
私はクリエイターではない。だがコンペの時の努力が数年後に役に立つ経験は過去にもあったことを思い出す。たとえ今は負け続けていても、心身ともにボロボロであっても、明日はまた挑戦するために立ち上がろうという気力を、ゆるやかに満たしてくれる本だと思う。
そういえば以前、竣工間もない自らの建築物の中で、若い建築家の卵たちに講義する安藤先生をみた。燃え尽きることのない、熱の塊のようだった。


(レビュー日:2007-10-10)

ただのひと

非常に人気のある建築家だが、あまりにもひどい建築作品を多く見すぎて、この作家の真髄に疑問を抱いている。
たとえば兵庫県立美術館や京都陶板画美術館など、どれもこれも似たようなコンセプトで設計され、見物客のことを二の次、三の次にした不便な建物は、外観も内観もいやになるほど陳腐である。
たくさんの作品を設計しすぎたという言い逃れもできまい。ひとつひとつの建築を丁寧に設計してこその建築家なのだから。
20年前は良い仕事をしていたような気もするが、今日の安藤はただの人である。
もはや彼の神通力はなくなった。
というか、もともと他の建築家(たとえば隈研吾や原広司にくらべて、それほど突出してすぐれた作家ではなかったということが冷静になった現在、見えてきた。
(レビュー日:2007-05-25)

安藤忠雄とプラグマティズム

安藤先生の精神には合理性と不屈のファイティングスピリッツがある。まるで日本人にはない欧米的精神だ。建築には関係してない人にもこの本を読んでほしい。グローバルな時代に生きながらも、日本人精神を保つ生き方が安藤先生には備わっている。プラグマティズムと日本の美感を大切にしている生き方は希有なものだ。マスコミに露出し過ぎているとも思える人だが、それで彼の本質を見失ってはもったいない。読んだ後にじわじわ効いてくる他にない本です。
(レビュー日:2007-03-05)

負けは勝ちに繋がるばかりではない

安藤忠雄の人生訓のような内容です。

あとがきにある、
「どれだけ力を尽くしたところで、大抵の場合は報われない。だが、挑戦は決して無駄ではなかったと思っている。(中略)モノをつくる、新たな価値を構築するという行為の大前提が、この戦い、挑戦し続ける精神にあるように思う。」

「大抵の人間は、この苦難のときを耐え切れずに終わってしまう。しかし、ル・コルビュジエもカーンも、決して諦めなかった。妥協して生きるのではなく、戦って自らの思想を世に問うていく道を選んだ。与えられるのを待つのではなく、自ら仕事を作り出していこうとする、その勇気と行動力こそ、彼等が巨匠といわれる所以なのである。」

Exactly!
(レビュー日:2006-03-21)


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