(株)早川書房

最終更新日: 2008/11/22 04:10:40

出版者情報

国別記号 4
出版社記号 15
出版者名 (株)早川書房 [Google] [Yahoo!] [Wikipedia] [Books.or.jp]
ヨミ ハヤカワシヨボウ
url http://www.hayakawa-online.co.jp/

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それでもなお、人を愛しなさい―人生の意味を見つけるための逆説の10カ条

それでもなお、人を愛しなさい―人生の意味を見つけるための逆説の10カ条
ケント・M. キース

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¥ 1,260 (ISBN : 4152084391, 2002-08)


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あなたはいくつ出来ていますか?

「逆説の十ヵ条」すべて出来ていれば聖人君子?

そんなことはないと思います。

深く考えると、正常な人間として生きる指針が書かれています。

私は、全然出来ていない項目が多いですがあなたはどうですか?

「逆説の十ヵ条」

1、人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
それでもなお、人を愛しなさい。

2、何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。

3、成功すれば、嘘の友達と本物の敵を得ることになる。
それでもなお、良いことをしなさい。

4、今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。

5、正直で素直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
それでもなお、正直で素直なあなたでいなさい。

6、最大の考えをもった、最も大きな男女は、最小の心をもった、最も小さな男女によって打ち落とされるかもしれない。
それでもなお、大きな考えをもちなさい。

7、人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。
それでもなお、弱者のために戦いなさい。

8、何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。
それでもなお、築きあげなさい。

9、人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
それでもなお、人を助けなさい。

10、世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちをうけるかもしれない。
それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。


(レビュー日:2006-12-27)

魂のゴール

ハーバード大学2年、19歳の時に書いた「リーダーシップの逆説10カ条」。これは高校の自治活動で活動しているリーダーのために書いた小冊子の一部だった。

それが著者も忘れていた数十年後、色々なところで目に触れ始める。
極めつけはマザー・テレサがなくなった1996年。マザー・テレサがいた「カルカッタの孤児の家」の壁にその言葉は書かれていた。
マザー・テレサ、あるいは彼女の仲間が、「その」言葉を認めてくれていた。

19歳にかかれた言葉であろうが、100歳に書かれた言葉であろうが、重要性に変わりはない。
ここにある10カ条は、そのエピソードと共に深く心に突き刺さる。
少しずつでよい。
この言葉に近づいていく努力が己の魂を高めていくのだと思う。
(レビュー日:2006-04-02)

あたまでは わかるのですが...

このとおりだと思います…が、私のような凡人には手の届かない『聖人君子』の世界のように感じます。内容は、すべて納得できることばかりです。頭で考えて納得できても動けないから 悩むわけで…さらに落ち込みそうです。「不屈の精神で信念を貫き、乗り越えて、人を愛し続ける」ということは大切です。ただ、失敗して、失敗して、失敗しても…それでもやる価値があるんだよ…そんな『物語』がないと この本を本当に必要としている人のこころ には届かないのではないでしょうか。
私の読み方が浅いのかもしれませんが...
(レビュー日:2005-11-17)

本当!その通り

誰かを立てれば誰かが...

何のためにやってるのか? 
自分でも分からなくなってました。

この本を読んで
そうだ。
いいんだ。
  
特に逆説の十か条は響きました。
このまま続けようって思いました。

(以下引用です。)
 
逆説の十か条
 1.人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
   それでもなお、人を愛しなさい。

 2.何か良いことをすれば、
   隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
   それでもなお、良いことをしなさい。

 3.成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。
   それでもなお、成功しなさい。

 4.今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
   それでもなお、良いことをしなさい。

 5.正直で素直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
   それでもなお、正直で素直なあなたでいなさい。

 6.最大の考えをもった最も大きな男女は、
   最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。

 7.人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。
   それでもなお、弱者のために戦いなさい。

 8.何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。
   それでもなお、築きあげなさい。

 9.人が本当に助けを必要としていても、
   実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
   それでもなお、人を助けなさい。
 
10.世界のために最善を尽くしても、
   その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
   それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。

 
そんなにだいそれたことは出来ないけど、
心に留めておきたいなって思ったので、紹介しました。

支えてくれる一冊です。

(レビュー日:2005-11-14)

心にしみわたる

逆説の10箇条だけでも、何度も繰り返し読む価値があります。人の評価に左右されがちな私ですが、どんなことがあっても、周囲の評価より自分の評価、倫理観、価値観が大切だということを、読むたびに思い起こせます。味わって、何度も読み返せる本です。説教臭さがないのもいいです。最近読み返しているのですが、原書も、オーディオも良いです。この逆説の10カ条のみを、神田昌典さんが翻訳して、ブログでも紹介しています。が、原書と照らし合わせてみると、この翻訳の方がしっくりきます。また、この本に共感して、知り合いに差し上げることが多くなりました。
(レビュー日:2005-03-20)

風雲への序章 (ハヤカワ文庫 JA ク 1-123 グイン・サーガ 123)

風雲への序章 (ハヤカワ文庫 JA ク 1-123 グイン・サーガ 123)
栗本 薫

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¥ 567 (ISBN : 4150309388, 2008-10)


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序章なんだって...

とりあえず、タイトルは酷いだろう。『風雲へ』はいい。だが、123巻にして、『序章』はねえだろぉぉぉぉぉ!次の巻への序章なんだろうけどさぁ、でも、あとがき読むとこれまでの全てが序章とも....ぐすんっ

中身は、ここのとこの暗ーいケイロニアお家騒動の後片付けってところです。グインがこれからケイロニアのトップとして動くぞっ!という舞台を整えてるというそれに尽きます。そして、イシュトヴァーンがグインに負わされた傷がやっと回復してきたようで、ちょこっと回復ののろしを挙げようとしています。というわけで、必要ではあるのですが、あまり面白みの少ない巻といえるでしょう。ただ、作者のあとがきを読むとこれから先がかなり思いやられて...。完結まで読むことができるのかとてもふあぁぁぁぁんになります。
(レビュー日:2008-11-08)

なにを今更……

 グイン・サーガが「三国志」だなんてことは、誰もが10年以上も前に知っていたことやないですか……今更、序章と言われてもなぁ。

 歴史を切り取るような小説であっても、作者が居なくなってしまって未完のままというのは辛いです。2ヶ月おきにコンスタントに新刊が発売されるのは嬉しいですが、いつ「未完」のまま終了してしまうか分からない不安を抱え続けなければいけません。ねぇ。

 今回はケイロニアの為政者の継承と、ゴーラの国としての展望が一冊にまとめられています。「三国志」同様に魅力有るストーリーをどんどんと展開して欲しいですね。
(レビュー日:2008-11-01)

イシュトヴァーンの口を借りた構想吐露

場面はケイロニア皇帝の私室、サイロンの宮殿、イシュトヴァーンパレスの3幕のみ。
良くこれで1巻にできるものだと感心します。
イシュトヴァーンのカメロンへの語りは、作者が今後のグイン・サーガをどうするかの構想を語っているものと思われます。

ま、このままイシュトヴァーンがゴーラの名君で収まってしまっては、お話が終わってしまいますから、予想通りといえば予想通りの展開です。
イシュトの野望が成就するかがもちろん表明されるわけではありませんが、今後イシュトヴァーンの野望実現の過程の流れに乗せてお話を進めていくという構想吐露の巻でしたってことですかね。

(レビュー日:2008-10-18)

物語の方向性が示された一冊

123巻も続いていればおのずと流れが定まってきそうなものですが、
最近のグインはどこへ行くのか混沌としてたように思えます。

本巻ではストーリーの流れについてある程度明確に示された一冊になっています。

このストーリーの軸が最後の主軸になるのか。
それとも、またサブストーリー的な枝別れをして物語が混とんとし始めるのか。

作者の健康を祈りつつ、楽しみにしていきたい。
(レビュー日:2008-10-18)

みなさんネタバレしすぎです(笑)

いまさらネタバレに注意しながら書くのもアレかも知れませんがw
物語は前半パートと後半パートに別れています。
前半パートは歴史の転回点としての物語で、前巻の「その後」的な内容です。
後半は読めば読むほど「ムカついて」「腹が立ってくる」のは素直に作者の力量なのだと思います。
私はリンダちゃんには幸せになって欲しいのですが・・・
あとがきに三国志という言葉が出てきますが、ケイロニアはともかく、パロ、ゴーラには人材が少なすぎます。兵站の天才や交渉の鬼才等、きら星のごとき人材の放つ輝きこそが三国志の醍醐味だと思います。
内政、外交から兵站から諜報までカメロン一人で取り仕切れている国って、どんな規模の国なんですか(笑)
スポットライトの数が少ないのですから、光を分散させずに王道のサーガを貫いて欲しいです。ただただ健康に気をつけて完結まで頑張っていただきたいです。
(レビュー日:2008-10-17)

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫 イ 1-6)

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫 イ 1-6)
カズオ・イシグロ

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¥ 800 (ISBN : 4151200517, 2008-08-22)


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一人の帰り道

 この物語の特異な輪郭が見えて来たとき、
つき合う価値があるかなという不安がアタマをよぎった。

作者の勝手な空想につき合わされ、
ぐるぐる引き回されて、最後は元の場所、というような。

活字好きな僕は別にそれでもよかった、本が読めれば。
でも読んだあと何も残らない
というような読書体験はできれば避けたい。

果たしてそれは杞憂だった。

特異な設定の主人公と共に遠くまで旅をした。
その主人公の切実さに共感した。
自分自身の切実さに通じていると錯覚(?)すらさせられた

不安を燃料にした車に揺られ、うとうとと夢を見ながらずいぶん遠くまで来た。
多分ノーフォークあたりまで・・・。

今、本を閉じ、車は僕を乗せずに行ってしまった。
でも、今も、同じ車に乗っているような感覚が拭えない。

少し遠くまで来すぎたみたいだ。
一人の帰り道は長くて寂しいものになりそうだ。
(レビュー日:2008-10-12)

ここ10年間で出版された本の中で稀にみる衝撃

読み進むにつれて、ふいに伝わってくる暗く嫌な予感。描かれる若者たちの真の姿が分かった時に襲ってくる、ガーンと鈍器で殴られたかのような衝撃。読み終わってしばらくしても、死体でも見てしまったような、嫌悪を伴う不思議な感覚が離れませんでした。
何となく予感していたけれど、よくもこんな場所に連れてきて、こんなものを見せてくれたな、と著者を呪いたくなったぐらいです。笑)

小説の特殊なプロットから言うと、なるほど様式には、SF、ミステリーの要素はありますが、その特殊なプロット=世の中を眺める窓枠、が覗かせてくれるのは、「わたし」や「あなた」も含めた、ごくごく普通の人間の生命そのものの意味ともいうべき、根源的、普遍的な主題です。なので、この小説をSFに限らず何かのジャンルに分類して語ることは、余りふさわしくないかもしれません。(もし、そのせいで読むチャンスを逃す人がいるならば。)

「日の名残り」も彼の傑作には違いありませんが、自分にとってはこの作品の方が衝撃であり、大切な作品になりました。?800円になって、しかも軽くなったのなら、お買い求めにならない理由はありません。
(レビュー日:2008-10-01)

一気に読んだが、ミステリーでもなく純文学でもない中途半端

特殊な状況にある主人公たちについてはすぐにラストが予想され、その範囲内で物語は終わった。静かで、訥々と物語る一人称の文体が印象に残る。最後まで一気に読んだが、これはやはり純文学なんだろうな。奇妙な設定にする必要があったのかなぁと、ちょっと不完全燃焼な読後感でした。
(レビュー日:2008-09-17)

教わっているようで、教わっていない

 そもそも「提供」とは?
 誰が、一体何を、どのようにして「提供」するのか?

 ロスト・コーナーとは? 忘れられた土地? 寮の4階にある遺失物保管所って一体?
 イギリス・ノ−フォークには何があるのか?

 "教わっているようで、教わっていないこと”とは何?
 「ポシブル」って?

 冒頭から、謎がなぞを生み、読者を変な世界に引き込むイシグロの領域。
 
 「ヘールシャム」には一体、何があったのか?
 単行本、この文庫本共通のカバーになっている"カセット・テープ”の秘密とは?

 種明かしはしたくてもできない、寧ろしないほうが絶対にいい、予備知識なく読んだほうが圧倒的に面白い。
 
 (実話をもとにしたのかどうか、イギリスってこんな国だったのかということ・・・・・)

 
(レビュー日:2008-09-16)

ゆっくり感じる恐怖感

読みながらぞわぞわと恐怖感を感じました。

キャシーが過去を懐古する形で物語が進みます。
「介護人っていったいなんなの?」という疑問は
キャシーの言葉から少しずつ想像できます。
想像すればするほど、「怖い」です。
不勉強なので実際に知りませんでしたし、
前提条件からして私には理解できない世界です。

そういう特殊な環境下でも、ごく普通に生活し、考え、育ったキャシーたち。
読み進むにつれ、切なくて悲しくなります。
何よりも、その「運命」を受け入れている彼らが怖いと思いました。
そんなの絶対におかしい、と思う私がいました。
迷信でも根拠が無くても、信じたくなるキャシーの気持ちが痛かった。

物語の終わりを知ってから読むとまた違うんでしょうか。
試してみたいと思っています。

(レビュー日:2008-09-14)

図書館ねこ デューイ ―町を幸せにしたトラねこの物語

図書館ねこ デューイ  ―町を幸せにしたトラねこの物語
ヴィッキー・マイロン

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¥ 1,600 (ISBN : 4152089652, 2008-10-10)


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可愛い猫の話は星ひとつぶんだけ。

可愛い猫の話は最初の数ページだけで後は殆んど著者自身と家族の病気の話でした。猫好きには肩透かしされたようです。
いい勉強になりました。
(レビュー日:2008-11-08)

内容は半分著書の半人生なので評価は下がる

様々な書評から見るとデューイの話が詰まっている1冊に思うのですが、
半分は著者であるヴィッキーに起きた人生の困難話が占めます。
アメリカの図書館だから図書館で猫が飼うことが可能だったような書評も多いですが、
この本を読むと1988年のアメリカだから許可が下り現在では不可能だったろうとヴィッキーも語っています。
デューイの名前がデューイ図書十進分類法にちなんでいることや、
開館中利用者との関係で絵本の読み聞かせにデューイが参加していたことや、
目録カードからパソコン導入になった時など、
図書館で働く司書ならではの内輪話は同じ司書だと具体化し易かった。
図書館と猫好きならどびつきたくなる1冊だけど、ヴィッキーの半生に興味を抱けないと私みたいに評価が満点とはいかない。

(レビュー日:2008-11-02)

猫好きにはたまらん

私は猫も犬も好きな人間ですが、働く犬ってなんかどこか「奉仕」のイメージがあるのですが、働く猫って「生き方としてそれを選択している」みたく見えますよね(まあ、見えるだけなのでしょうけど)。
デューイはまさにそんな猫で、自分の運命を受け入れ、図書館で自分が何をすべきかを自分で考えて動いているように見えます。ときに失敗したりするけども、そこが猫好きにはぐっと来るところですね。

ちょっと的外れかも知れませんが、私は黒澤映画の「生きる」を連想しました。
猫本といえば女性読者が中心となるのでしょうが、これはぜひ男性諸氏に読んで欲しいと思います。

(レビュー日:2008-10-26)

素晴らしいねこ

人びとのひざに乗って昼寝をするデューイ。本棚の上からみんなを見下ろすデューイ。大好きなおもちゃで遊んでもらうデューイ。朗読会の輪にくわわるデューイ。いろんなデューイの姿が心に残って、実際にデューイと会ってきたような気持ちになりました。ねこらしいマイペースな一面もあれど、図書館の広報係として来館者との交流を立派にこなしており、本当に魅力的なねこちゃんだったことがわかります。この素晴らしいねこと著者がめぐりあったことは、まさに運命だったと思わずにいられません。
(レビュー日:2008-10-25)

特別に愛された猫の物語?

一見どこにでもありそうな、拾われた赤ちゃん猫の、
18年に渡る生涯を描いた、猫の一生の物語なのですが、
この猫は、著者ヴィッキーにとって家族となったばかりか、
スペンサーという町の人々にも、特別な猫になったのです。
その経緯が、延々と語られた物語と言ってもいいでしょう。
なにしろデューイは、特別に愛された猫なのですから。

いったいどのような猫で、どのように愛されたのか?
それはこの本に、たっぷりと具体的に書いてあるので、
興味がある方は、直接読んでいただければいいのですが、
特に猫好きでもない僕が、最後まで一気に読み終えたのは、
これが猫を通して、人生を確認した物語だったからです。
作者はデューイを描きながら、実は自分を描いている。

産まれて間もなく捨てられた、ひとりぼっちの猫が、
けなげに人に愛情を示し、自らをも愛するように求める。
それが生きる術だとすれば、自分はどうなのかと考える。
ヴィッキーは、結婚に失敗したシングルマザーだけど、
さらには兄弟を癌や自殺でなくしながら、それを受け入れ、
母の生き様に習って、人生を前向きに生き続けた女性です。

そんなひとりの女性と一匹の猫の、信頼と生涯の物語で、
デューイはヴィッキーの家族であり、最愛の友でもある。
僕は自分が自由気ままに生きているので、ペットは苦手で、
人間とペットの依存関係には、閉口する感覚も少しあります。
だけど、人間よりも短い生涯を生きるペットを愛するとは、
その生涯を見ることで、人生そのものを見るのかも知れない。
そんなことを考えさせられる本でした。
(レビュー日:2008-10-24)

格差はつくられた―保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略

格差はつくられた―保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略
ポール・クルーグマン

通常24時間以内に発送 (2008/11/22 04:10:43(日本時間)時点 -詳細はこちら-)

¥ 1,995 (ISBN : 4152089318, 2008-06)


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経済格差は、グローバル経済化が理由ではない

「グローバル経済化が経済格差の原因」のように、言われている。
しかし、実際はそうではなく、政府の政策による。
「経済学」はいかにもうけるかを考える学問
「政治学」は、いかに儲けを配分するかを考える学問

アメリカは、所得税を最高税率70%程度から、30%程度に下げた。
国民医療保険制度は、「高所得者から、税金を取り、低所得者に配分するシステム」として、
アメリカでは、いまだに導入されていない。

日本でも、所得税の最高税率は下げ続けられた(今は、40%だったはず)。もうけても、株の儲けにかかる税額は一律10%(優遇中)。

経済格差は「経済」の問題ではなく、「政治」の問題である。
好著。『貧困大国アメリカ』と同時に読むと、全体像が理解できる。




(レビュー日:2008-11-03)

政治のイニシアチブによる格差

ノーベル経済学賞を受賞した米国の経済学者による著作。
クルーグマンの著書を読んだことがなかったのでとりあえずこの本から読んでみた。読んでみるとなるほど、この時期にノーベル賞に選ばれる人だと思えた。

タイトルどおり、筆者はアメリカの格差が作られたもので、それは1980年代以降の話としている。また、人種差別と格差経済の関係性のなかで右派ムーブメントの台頭を論じており、興味深い。

私は、大恐慌、ニューディール政策、WWU、ベトナム戦争、新自由主義の台頭、レガノミクスというおおまかな歴史の背景である経済を、ニューディール後は戦費増大で経済が行き詰まり、そこに新自由主義が台頭した、、。と解釈していた。

クルーグマンはこの新自由主義の台頭を説明するのに、経済の変化があってそれに対応すべく政治が動くという固定観念をくつがえしている。
 つまり、先に政治的ムーブメントがあって経済政策を動かし、現在の「格差」という経済状況が「つくられた」と主張している。

大多数の有権者にとり不利な主張をする集団や政策が「政治」のイニシアチブで台頭したということは大きな矛盾を孕んでいる。「政治」が民主主義により運営されている以上、大多数の有権者の不利な政策が通るはずがないのである。
これを見事に説明していることが本書の秀逸な点である。
右派ムーブメントの起源とその戦略の柱である、「白人層の不満・不安」と「共産主義に対する被害妄想」を刺激することがあげられ、その台頭の歴史を詳細に解説している。
また、「民主主義」に関しても選挙制度やマスコミの問題を挙げて、いかに民意が反映されないかを指摘している。

今日の経済学の潮目の変化を象徴する、お薦めの一冊です。

しかし、散々、新自由主義・シカゴ学派を持ち上げておいて、新自由主義経済政策が行き詰まるとこれに批判的な経済学者を評価するノーベル経済学賞ってどうよ。

(レビュー日:2008-10-17)

なぜアメリカはこんな酷い国になってしまったのか

 各種統計データを示しながら、いかにアメリカの格差が拡大してきたか、その理由は何か、ということを深掘りしています。

 ニューディール政策と第二次世界大戦の戦時統制の影響で、戦後のアメリカ社会は、貧富の差が少ない社会を築くことができました。しかし、著者によれば、レーガン大統領の登場あたりから政治は一部の富裕層が牛耳るようになり、格差は拡大していきました。
 貧困層が政治的に力を持たないよう、「保守派ムーブメント」は移民に選挙権を与えないように画策し、さまざまな方策で低所得者の投票率を上げないように工夫しています。

 法律的に違法とはいえなくても、人道的とはいえない「保守派ムーブメント」の行動の根底にあるものは何なのか。


 著者のクルーグマンは、
  「すべての根源は、アメリカの人種差別問題にある」
と結論しています。

 貧しい白人を救う政策を実行すれば、貧しい黒人やヒスパニックも一緒に救ってしまう。黒人やヒスパニックを救済するくらいなら、貧しい白人を放置しておくほうが良い。口に出して言わないまでも、多くの白人の根強い人種差別意識が格差を縮めることを拒否している、というのがクルーグマンの主張です。

 クルーグマンはアメリカの暗い時代は変わろうとしている、といいます。
 アメリカでは白人の人口がが減少し、多くの白人の意識が人種差別的でなくなってきた、という彼の洞察が事実なら、アメリカ社会は「格差が縮小する」という大きな転換点を迎えることでしょう。

 折しも、アメリカはもうすぐ大統領選挙。私がアメリカ人だったら、本書を読んだからには、迷わずオバマに投票するでしょう。

 アメリカをこんなに酷い国にしてしまったのは「保守派ムーブメント」に支配された共和党のせいなのか。そして、その政治的支配は、転換点を迎えようとしているのか。

 答えが出るのは、もうすぐです。
(レビュー日:2008-10-08)

ポール・クルーグマン吠える

おもしろく読めました。
中産階級が徐々に形成されたのではなく、数年で一気に作られたというのはちょっと意外な指摘でした。
日本でもアメリカの新保守主義に習って、年金や健康保険の民営化や、制度の分割をしようとしてますが、少子高齢化が進んでいた分と、デフレ不況があったぶん、格差社会の到来がアメリカより一足早く来た感じです。

幾つか欠点があり、本書の価値をいくらか損なっている。
(1)全訳でない。
   訳者は日本の読者になじみがない部分を削ったと言っているが、どうも訳者が理解できない部分を削ったような気がする。
 削った部分に結構割と重要な事柄が書いてありそうな気がしてしょうがない。
(2)翻訳が固すぎる。
   分量から考えても、本書をクルーグマンは一般人向けに平易な言葉で、書いていると思う。
 「ループゴールドバーグ機械と比較した」なんて、めちゃくちゃ固い訳文だが、要するに目覚ましが鳴ったら無駄に複雑な機械がおもりやら磁石やら、ロープ屋らで、ビー玉が転がって、卵を割って、朝食のハムエッグをフライパンで作る、アレだ。
 クルーグマン先生は、そんなに固い口調でものを言ってないと思うぞ
(3)経済について訳者は力不足だと思う。
(4)解説が通り一遍で、経済学から見たクルーグマンの主張の妥当性とか、レーガン以降のアメリカの政治事情の解説がかなりないと日本の読者には分からないと思う。山形浩生氏の翻訳なら、本文の内容が良く理解できる解説がうんと付くと思う。
(レビュー日:2008-09-18)

日本は?

人種問題はどうやら「移民大国」アメリカの原罪らしい。アメリカはこの問題に永遠に付き合わなければいけない。それに比べれば日本はまだ幸せな国だと言える。

端的に言えば、本書はオバマ候補への応援演説である。しかし当初の目的はその通りでも、本書はそれだけに留まらず、多くの示唆を与えてくれるだろう。

著者はアメリカ人の収入格差が、1980年代以降急速に広がった、と言う。それはレーガン大統領の時代であり、共和党の時代と一致する。

一方これは、ルーズベルトのニューディール以前の時代に戻っただけで、ニューディール以後の30年間が、格差の圧縮された、アメリカとしては特異な時代だったのだとも言える。

しかしその時代は中産階級が繁栄した理想的な時代だっと著者は言う。そして、アメリカをそのような時代に戻すべきだと言うのだ。

そのために先ず行うべきことは、国民皆医療保険の創設であるとする。そして、今までアメリカで国民皆医療保険が実現しなかった真の理由は、人種差別だと指摘する。

また、アメリカの経営者は、分け前を取り過ぎている。彼らの貪欲には限界がないようなので、これには何らかの歯止めが必要だろう。

一方、日本は色々問題はあるが一応国民皆保険が存在する。しかし、日本の経営者もアメリカの経営者に習って高給は取るし、雇用者の給料はケチるしで、格差は開いてきている。この問題に対する解答は本書には当然ない。これは我々が考える他ないのだ。
(レビュー日:2008-08-31)

ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト―最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅

ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト―最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅
ニール シュービン

通常24時間以内に発送 (2008/11/22 04:10:43(日本時間)時点 -詳細はこちら-)

¥ 2,100 (ISBN : 4152089555, 2008-09-05)


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これを読んで、古生物学に関する漠然とした考えを正しい知識に変えるべきだ。面白い!

著書の原題は「YOUR INNER FISH」である。著者は進化生物学、発生遺伝学、ゲノムサイエンスを統合する新しい生物学の領域の古生物学者にして医学部で解剖学を講じる解剖学者でもある。したがって話題は多岐にわたり、その現代における新しい事実、解釈には、古生物学に対して持っていたイメージを見事に心地よく壊してくれる。これは2008年の著書であり、最新の生命科学も苦労の多い化石の発掘も、話題がすべて新しく我々の興味を満足させてくれる。この本の読後には読者は自分の体の再発見があると思う。見事な著者の労作であり、是非読んでおくべき本であると思う。翻訳者も良い。お薦め。
Sept-masque de couleur

(レビュー日:2008-11-09)

毎日腕立て伏せ20回を欠かさない筋トレ魚の化石の発見

解剖学、古生物学、進化発生学の三つ学問を組み合わせ、進化とは何かを説明していく。

ヒト、トリ、爬虫類、両性類等は解剖学的には類似した四肢を持ちその起源はサカナのヒレ。
それなら、サカナが陸に上がった3億7千5百万年前の地層からは、手を持つサカナがいるの
では、と考え著者は手を持つサカナ(ティクタ−リク)の化石を発見する。
このサカナは肘も持っているので腕立て伏せ20回はできるだろう。とは著者一流のジョーク。

ヒトの聴覚は爬虫類の噛むための骨が進化したものであること等数々の事例を説明し、
サカナからヒトまでは一つのボディプランの変奏曲と考える。
この変奏を指揮するものは、DNAのなかのホックス遺伝子でありDNAそのものが変異する
からではないとのこと。
進化とは私たちが思っているよりも、はるかに簡単に起きてしまうものらしい。

ところで、この本にはダーウィンの自然淘汰説が全く出てこない。著者は、自然が生物を選択
するのではなく、生物は絶えず変異しつつ、環境が変化するのを待っているといいたいようだ。
ダーウィンの出てこない進化論は生き物が自ら進化していく進化論だ。
ここには完全な無神論が潜んでいる。アメリカというお国柄を考えれば、極めて過激な内容を
もった進化論であるように思われる。

(レビュー日:2008-09-20)

「進化」の入門書

 原書への高い評価に納得、の良書です。
 解剖学やゲノム学など、いろいろな成果を織り交ぜて、著者自身が化石を発見したときのエピソードまで盛り込んであって、楽しく読めました。具体的には書きませんが、4章の、著者が化石発掘の「洗礼」を受けたときの話は感動的です。
 人間の進化史の解説なんでしょうが、具体的な例をサカナに、「進化」って何なのか、あらためて明快なレクチャーを受けたような気がします。

(レビュー日:2008-09-11)

不死なる侵略者 - ドラル国戦史 (6) (ハヤカワ文庫FT)

不死なる侵略者 - ドラル国戦史 (6) (ハヤカワ文庫FT)
デイヴィッド・エディングス; リー・エデイングス;

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¥ 714 (ISBN : 4150204810, 2008-11-07)


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となりの車線はなぜスイスイ進むのか?――交通の科学

となりの車線はなぜスイスイ進むのか?――交通の科学
トム ヴァンダービルト

通常24時間以内に発送 (2008/11/22 04:10:44(日本時間)時点 -詳細はこちら-)

¥ 1,890 (ISBN : 4152089717, 2008-10-25)


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そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー

通常24時間以内に発送 (2008/11/22 04:10:44(日本時間)時点 -詳細はこちら-)

¥ 714 (ISBN : 4151300805, 2003-10)


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20年目の真実

初めてこの作品を読んだのは、私の中で第一次クリスティー・ブームだった中学生の時。
実は、読み終わっても誰が犯人かさっぱり解らなかったのでした(焦)。
ただ「怖い」という印象だけが強烈に残り、
自分だけが怖いのは理不尽と父に無理やり読ませた記憶があります。
あれから20年…第二次ブームを迎え新訳が出たので改めて読んでみたところ、
怖さよりも見事なトリックへの感動が先に立ちました。
やっと目の前の霧が晴れたという感じです。
犯人が解ったうえで周到に散りばめられていたプロットを再確認したくなり
すぐに読み直した次第です。
そして完璧なアリバイにまた感動。是非読んでみて下さい。きっと再読したくなります。

(レビュー日:2008-11-03)

文句なし!

文句なし、クリスティの最高傑作。
「アクロイド」や「オリエント急行」は正直ズルイと思うが、本作は、とにかくわけわからないまま、圧倒的なサスペンスで最後まで引っ張ってゆく。動機の「いくらなんでも」ぶりに気がつくのは、読んでしばらくたってから。
何回も映画になってるし、パターンとしても「エイリアン」、「惑星からの物体X」他いろいろ使われてるのは、この小説の構造が、原初的なサスペンス構造を持っているからでしょう。
この作品が「読書の入り口」である若い人は、幸せな読書人生を送れると思いますよ。
(レビュー日:2008-08-20)

初めてミステリ小説を読みました

初めてミステリ小説を読みました、すごく読みやすかったです
話の内容に無駄がなく次々に事件が起こり、オーエンにみんなが追い込まれていく
最後の一人が不思議な死に方をして「えっ、終わり?」と思いますが
最後の後日談みたいなのでちゃんと説明してありスッキリします

犯人が誰か分かってからまた始めから読み直すと
違った面白さがあるのがミステリ小説ですね


(レビュー日:2008-07-07)

サスペンスと謎解きを両立する「型」を創造した記念碑的作品

のちに無数のバリエーションを生むことになる
ミステリの「型」を創造した歴史的名作。


表向きは〈童謡殺人〉ものであり、〈孤島〉ものなのですが、
それを裏で支えている仕掛けは〈操り〉と〈叙述トリック)です。


我々がミステリを読む際、厳密に犯行方法が判らなかったとしても、
犯人については、おおよその見当をつけることができます。

それは犯人のパターンには、自ずと限りがあるからです。

そんな事情を鑑みて、クリスティは決して読者に犯人を
悟らせないミステリとして本作を構想したのだと思います。


『そして誰もいなくなった』というタイトル通り、マザーグースの童謡に見立てられ、
十人の登場人物が、次々と例外なく殺されていき、最後には嘘偽りなく全員、
この世からいなくなります。

彼らを島に招き、彼らの罪を告発した謎の存在「オーエン」
(アンノーン)は、果たして彼らの中にいたのかどうか……。

粛々と見立て殺人が行われていく異様な展開により、サスペンスは終始途切れることはなく、
最後の最後に控える驚愕の真相まで、一気に読み進めていくことになります。


それまでのミステリを解体し、新たな形に再構築するべく仕掛けられた
〈叙述トリック〉の妙により、サスペンスの持続と謎解き興味を両立し得る
「型」を見出した天才の、偉大なる達成がここにあります。



(レビュー日:2008-07-07)

アガサの最も読みやすい作品

引き込まれていくように一気に読めた。雨の夜の場面なんかは、ちょうど外で雨が降っている夜だったので最高に引き込まれた。アガサの小説の中でも一番読みやすいスリルのある作品だと思う。読み進めていく中で、この人が犯人では?と思った人が死んで行く展開に私の頭は迷宮入りしたのですが。色々な可能性を考えながら読み進めていきながらも私にとっては意外な人が犯人だったというのが驚きだった。最後まで読まなければ、超常現象?ではないかと思わせる展開が素晴らしい。多くの作家から今なお名作と評価される理由がわかった。表紙の島の絵もまさに内容とマッチして効果的だ!と思った。
(レビュー日:2008-05-31)

フィッシュ!―鮮度100%ぴちぴちオフィスのつくり方

フィッシュ!―鮮度100%ぴちぴちオフィスのつくり方
スティーブン・C. ランディン; ジョン クリステンセン; ハリー ポール;

通常24時間以内に発送 (2008/11/22 04:10:44(日本時間)時点 -詳細はこちら-)

¥ 1,260 (ISBN : 4152083263, 2000-12)


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楽しく読めて参考にもなる

本書の内容はわかりやすく、理解もできて楽しめます。

ところが海外の著書だからでしょうか・・・・・?
自分の職場への応用はできそうなのですが−少し難しそうな感じ。
もちろん事例を参考にしつつ、半分程度はすぐに実践できそう。

ビジネス書的読み方ではなく、ビジネス+物語的な読み方の方が良さそう。
実践的か否かという観点から☆3つ。
(レビュー日:2008-04-03)

1、2時間でスルッと組織活性化の方法が頭に入る

未亡人のワーキングウーマンが
沈滞化した部署を、活気あふれる部署に
変身させるサクセスストーリー。

その手本となるのが、
シアトルのパイク・プレス魚市場の
魚をビュンビュン投げ合う魚屋さん。
イチロー報道が過熱したときに
この魚屋さんが、よくスポーツニュースに
出ていましたね。

このストーリーの中に、
組織活性化とその具体例が組み込まれています。

しかし、私的には、話がうまく進みすぎるので、
「ほんとかなー」と疑いたくなってしまったのですが、
本書が言わんとする、
「仕事をつまらなくしているのは、あなた自身なのだ」
「あなた自身の態度を変えることで、仕事は楽しくできる」
というメッセージは、まさにその通りだと思いました。

そう考えると、本書は物語として読むべきでなく、
このテーマをコンパクトに、かつ具体的にまとめるための
方法としての物語だと考えた方がいいのでしょう。

1、2時間でスルッと組織活性化のひとつの方法が
頭に入ってくるというのは、本書の一番の効能だと思いました。
(レビュー日:2008-02-23)

全ての組織に元気を

組織とそこにいる個人がいきいきと毎日を送るためのヒントが満載。
内容も4つのコツに集約され、非常にシンプル。難しいけれど、当たり前な秘訣。
「会社つまんないなぁ」と少しでも思ったら読んでみるといいと思います。

実践例は豊富ですが、日本では活かせるかはその会社次第。
それでも、このマインドは必ず参考になると思います。
文章がすごく読みやすいのも◎。

(レビュー日:2007-12-21)

シンプルな内容だが示唆するものは多い

ストーリー形式の130ページ程度の小さな書籍だが、示唆するものは多かった。
本書の4つのキーワード、「態度を選ぶ」、「人を喜ばせる」、「遊ぶ」、「注意を向ける」のうち、あとの3つを自分の職場に当てはめると、いろいろな問題点が浮かんでくるかもしれない。これらは、「お互いを思いやることができているか」、「創造性に満ち溢れているか」、「チームワークは機能しているか」、「遊び心があるか」という言葉に言い換えることが出来るかもしれないが、どれも今の組織には欠けているものが多いのではないだろうか。
「態度を選ぶ」というのは、言われてみればもっともな事だが、人間たるもの、なかなか難しいかもしれない。
組織において、この4つキーワードを意識するようになるだけでも、変化が訪れ始めるかもしれない。
特に組織のリーダーには必要かも、すぐ覚えられるし読んで損はないと思います。


(レビュー日:2007-11-04)

4つの秘訣

働くことに対して疑問を抱く。
けっして、悪いことではない。
誰もが正しくて
行き場のない怒りと
行き場のない涙で押しつぶされそうになったとき
ちょっとした、ヒントがほしいとき
この本から得るものがある。
それは、たった4つの秘訣なんだ。
「態度を選ぶ」
「遊ぶ」
「人を喜ばせる」
「注意を向ける」の4つだ。
えっ?
なんのことかわからない?
魚市場を舞台にこの本が教えてくれるさ。。。


(レビュー日:2007-07-24)


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