C. ハンビィ; T. フィリップス; T. ハント;
1995年に立ち上げられたTescoクラブカードは、商品をうず高く積み上げて、
低価格で販売してきた万年2番手の企業を英国内でトップに押し上げたのだ。
クラブカードから得られる顧客データをレモンを絞り尽すように活用(B・ウルフ氏)し、
世界で最も進んだ小売業のロイヤルティ・スキームを構築したのだ。
多くの企業がCRMにチャレンジし、その殆どの企業が頓挫・挫折を味わっていると
いわれるが、今世界で最もエクセレントな企業の一つとして高い評価を受けている同社の
劇的な変革が、この本によってその詳細が明らかになる。
本書は単なるビジネス書というよりも、実際に現場にて陣頭指揮を取ったスタッフによって
書かれたドキュメンタリー小説といっても良い。
多くの貴重な教訓と共に感動・共感・チャレンジへの勇気を与えられるに違いない。
流通業の川上・川中・川下に従事するする方々にとっては必読の書といえる。
監訳者:大竹 佳憲 (日本NCR寺子屋プロジェクト・塾頭)
(レビュー日:2007-09-18)