飯塚 哲夫
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(ISBN : 4750004758, 2007-04)
一つの参考として
この本を読むと少なくとも歯科医選びには我々も慎重にならなければいけないということは強く認識させられる。ただこの本の内容だけを鵜呑みにするのは良くないと感じる。この世に優秀な歯科医が少ないという事実だけが強調されている感がある。他の方も書かれているように、だったらどうすればよいの?という疑問が残り、読んだはいいけど。。となる。インプラントの所は興味深い、完全否定だが異物を埋め込むという事だけで身体への害を強調しすぎているように感じる。ペースメーカーや骨折時に埋め込む治療は数多いのでそれだけで否定は難しいと感じる。特にインプラントは対極に完全肯定派もいるのでやはりまだ治療の歴史が浅いのだと思う。否定派に聞けば否定意見、肯定派に聞けば肯定意見なのは当然なので、両方を吟味して最終的には患者の我々が判断をして行くようにしなければならない。
その観点で知識を得るには有意義な本かと。
(レビュー日:2008-03-21)
じゃあどうしたらいいのか、教えて下さい。
現在の歯科医療の問題点を、虫歯や歯周病、インプラント、顎関節症などの分野に分けて厳しく指摘しています。
著者の言うことに従うと、今の歯科医師のほとんどは、歯周病も治せないし、虫歯にしても治すというよりは、壊れた歯を直しているだけなのでどんどん歯を失うだけ、てな具合で、これまでの歯科医療を受けていた我々をとことん不安に陥れてくれます。
これまで患者の立場では全く理解していなかった専門家にとっての常識がわかったという点では、確かに読む価値があったと言えます。
ただ、著者自身も後書きで書いていますが、それに対する対策というものが、全く書かれていません。というか存在しないのかも知れないですが。
じゃあ、この不安と不審一杯の状態で、結局問題だらけの今の歯科医療を受け続けるしかないのか、と暗澹たる気持ちにさせられました。
このがっかり感で、星三つとしました。
(レビュー日:2008-01-17)
パンドラの箱を開けてしまったような・・・
今まで何の疑いも無く医院に通い、先生の言われるまま、なんとなくそれが常識なんだろうと治療をうけていました。では、その常識とはなんなのか、世間の大多数がそうであるならそれが常識であり、正しいのか、本を読み進むにしたがって疑問を感じるようになり、常識という言葉でいいように誤魔化されてしまっていた自分に気づかされました。その一方で、ではどうしたらいいのか、知ってしまったことでこれからどう治療をうければいいのか正直不安でいっぱいです。是非、歯科に限らず少しでも多くの医療従事者にこの本を読んでもらい常識とは何か自分の行っている基本的な考え方を見直してもらいたいです。
(レビュー日:2007-08-25)
口の中の健康を守るには!
本書を読むと、「治す」のではなく「直す」ことを目的とした治療によって作
り上げられてきた常識には、変革を求められる内容であることがよく理解できま
す。
単に専門家の立場から治療の流れやそのメリットだけを一方的に強調した内容
ではなく、本当の意味で患者の知りたい情報が詰まった興味深い内容だと思いま
す。
これからは受診に警戒感を持つ姿勢が必要となり、自分たちの口の健康を守る
ことにつながると感じます。
その意味でも、まず自らの常識を変える糸口にされるために一読をお薦めしま
す。
(レビュー日:2007-07-01)
歯科医療への根源的な疑義提起の本
著者の飯塚哲夫氏は、歯科医師の一部に圧倒的な人気信頼を得ている歯科医師。
本書は、現在の日本・世界で行われる「歯科医療」への根源的な疑義提起する内容となっている。歯科の領域で、「治す」ことと「直す」ことの違いと意味。歯科医師が今行っていることと、何ができのか、「神経を抜く」ことは治療なのか?
一般向けの体裁ではあるが、難解と思われる。歯科関係者が主な読者になるものと思う。
一部に筆の走りすぎではと思われる箇所もあるが、一読が必要な一冊と思う。
(レビュー日:2007-06-19)