(株)日本映画新社

最終更新日: 2008/11/22 06:01:03

出版者情報

国別記号 4
出版社記号 86025
出版者名 (株)日本映画新社 [Google] [Yahoo!] [Wikipedia] [Books.or.jp]
ヨミ ニホンエイガシンシヤ
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ヘタな人生論より「寅さん」のひと言 (河出文庫 よ 7-1)

ヘタな人生論より「寅さん」のひと言 (河出文庫 よ 7-1)
吉村 英夫

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¥ 672 (ISBN : 4309409156, 2008-08-04)


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寅さんファン必携の本。泣けるセリフに映像が蘇る!

 著者は『男はつらいよ』や山田洋次監督に関する著作のある大学教授。私自身が大の寅さん
ファンであるので、割り引いて評価する必要があるが、やはりこの本はお奨め。2年前に単行
本で発行されていたらしいが、まったく気づかなかったが文庫での発行に感謝。
 タイトルは少し長いが、「その通り!」と共感。偉い先生たちの処世訓やら人生論などより
も、人生や家族、生きるために大切なことを教えてくれるのが『男はつらいよ』であり、寅さ
んをはじめとする登場人物の数々の“名言”なのだ。

“第一章 心がまっすぐになる「寅さん」のひと言”から“第六章 生きる勇気がわく「寅さ
ん」のひと言”まで、もちろん「寅さん」の言葉のみならず、全48作のシナリオを読み抜いた
著者に選ばれた、会話、モノローグ、手紙の文句などがぎっしり詰まっており、寅さんファン
も、そうじゃない方も、日本人ならうれしくなる言葉の宝庫である。
 
 山田洋次という、冷徹な目で日本人や家族の原風景に迫り続ける映画監督と、渥美清と
いう稀代の名優によって初めて成し得た数々の傑作。そこには、多くの人生哲学が織り込ま
れている。山田洋次は、「笑い」があって初めて人が心を開くということを知っている。
巻末の全48作のリストもうれしい。読みながらリストを参照し、より一層懐かしく、
そして感慨を新たにした。学生時代に見た名画座でのオールナイト3本立てなども思い出す。
 そして、あらためて、その凄い出演者の顔ぶれに、「国民映画」と呼ばれただけの価値を
再確認するのだ。いまだ、この映画に代わるものは出ていないし二度とありえないだろう。
 目一杯笑わせながら、「日本人で良かった」と思わせるそれぞれの会話や寅さん一流の
セリフに、まさに気持ちが“やわらかーく”なるのだ。
(レビュー日:2008-08-28)

模倣される日本―映画、アニメから料理、ファッションまで (祥伝社新書 (002))

模倣される日本―映画、アニメから料理、ファッションまで (祥伝社新書 (002))
浜野 保樹

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¥ 777 (ISBN : 4396110022, 2005-02)


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自慰的態度にうんざり!

論が通っていない戯言を「新書」という形にした出版社のリテラシーを疑った。
日本のアニメの優秀性を日本の国際的・経済的意義として納得させようとする気持ちばかりが先走り、「評論」にもなっていないし「エッセイ」というにも分裂症すぎる。
ナイの著書『ソフトパワー』に影響を受けたのはわかるが、これでは、単なる国粋的な文化自慰者だ。
また、筆者は東大の教授といえども、越境する文化に対する分析に関してはあまりにも不勉強すぎる。少なくとも、文化人類学的・比較文化的の基礎ぐらいはおさえてから、書いてください。

(レビュー日:2007-11-25)

嘘が多いです。買って後悔しています。


事実関係を調べずに、本人の思い込みで書き綴っている部分が目立つ。

買って後悔しています。

(レビュー日:2007-10-30)

…というよりも某隣国が外国を模倣しているのでは?

日本の文化が海外へ「流れている…。とは言っても今始まった事では無く、古くは江戸時代の浮世絵が明治時代に海外へ流出したり、あのゴッホでさえもが花魁の絵を描いたり、浮世絵風に風景画を描いた事さえあった。
最近では海外に於けるポケモン人気やドラゴンボール等の日本のアニメ作品の人気も高い事が記憶に新しい。新世紀エヴァンゲリオンなんぞは宗教的観点から見て好ましくないと放映を中止した国まであった程だ。
確かに日本の文化が今も海外へ流出している事は事実なのだが、最近問題になっているのは日本の隣国である某国の事である。
某国は、例えば日本の2兆円もの利益を稼ぎ出している自動車会社の製品を真似して、その名も「セーフ」と名づけたり(オリジナルとは一字違いだが、やっている事は「アウト」だ)、また、日本で2番目か3番目の自動車会社のSUV車を真似して実際に訴えられた事もあった。
それから記憶に新しいのは、アメリカの某有名テーマパークをそっくりそのまま真似をしたケースであろう。その中には出来損ないの日本の人気アニメキャラクターの顔まであった。
彼らは「アメリカは遠すぎて行けないから何が悪い」とうそぶいているが、果たしてそれが理由づけになるのかも疑問である。
また、呆れた事にはそれが国営だと言うからさらに驚きである。…という事は国ぐるみの陰謀か?
閑話休題、この本は日本の文化が流出している実状を描いたものだが、こうした隣国の現状を考えると、オリジナルのものの良さ、それが安っぽいものになり、イメージが悪化するといった結果が心配される。それから、もう一度文化というものについて考える分岐点にさしかかっているのではないか?そう思わせる。
(レビュー日:2007-05-13)

最新事例にもっとフォーカスして欲しかった

 「欧米を模倣するばかりで、欧米に模倣されるべき日本の魅力には気付かない日本人」と言う、手垢の付いた日本文化論が全般を占めており、しかも江戸から現代、文化ジャンルも様々、まるでしゃべったまんまのように事例が紹介されている。著者というよりは編集に問題があるのではないか。
 浮世絵からアニメまで、世界が評価する日本文化のIN/OUTの基準はどこにあるのか、つまり「模倣される日本」と「模倣されない日本」の間の線引きはどこにあるのか、という点に絞って論旨を整理すれば、著者の知見がより活かされたように思う。その上で、出来ればアニメや村上隆のような最新の事例にもっとフォーカスして欲しかった。
 それにしても、和服姿の著者近影といい、肩書きが羅列するプロフィールといい、クリエーターと一緒に写った自らの写真といい、この著者の仕草はいかにも国際人、欧米社会の中で生きてきた日本人といった風である。「言わずとも解ってくれる」といった日本人的なメンタリティは微塵も感じられない。日本文化、ソフトを経済的に捉え、世界に発信していくためには、著者のような理解者、コーディネーターは重要なのだろうと思いつつも、恥らい、謙虚さといった文化の本質を切り捨ててしまっても良いのだろうかという違和感を個人的には持ってしまった。
(レビュー日:2005-08-21)

模倣される日本

昨年の10月に5年間駐在した英国から帰国。とりわけここ数年の英国での日本の映画、料理の浸透を実感していたところにこの本に遭遇。我が意を得たりという箇所も多く、改めて自国の文化を再認識して行動することの重要性に思いいたりました。現在の我が国のクールさをかっての浮世絵にしてはならないという著者の考えに共感を覚えました。若い人にも手にとってもらいたいと思います。この本は我が国全体を今覆っている閉塞感を打破するための一助となると思います。
(レビュー日:2005-07-03)

映像作家100人 2008 (2008)

映像作家100人 2008 (2008)


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¥ 3,990 (ISBN : 4861005760, 2008-04)


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映像を見れる

映像に関する本で、DVD付なので、実際の動画を確認できる。
最新映像アーティストを100人選出。
現在活躍している映像作家を一度に見る事の出来る資料として
かなり役に立つ。

その100人のうち49名の映像が付属DVDに入っていて、見る事が出来る。

映像作家100人シリーズは2007,2006年版もあるが、
少しずつ紹介される作家が変わってきている。
それは100人を選出する中で、なるべく新しい作家を紹介しようという、
編集側の努力によるものだと思われる。
新たな才能の発掘とプロデュースしようという意識を感じる。

そこに編集者の足で稼いだ分の努力が垣間見れる。

現在の映像表現がどのようになっているか、知りたい方は必見。


(レビュー日:2008-05-04)

ロマンポルノ女優 (河出i文庫)

ロマンポルノ女優 (河出i文庫)
早乙女 宏美

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¥ 662 (ISBN : 4309481566, 2006-03-04)


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ロマンポルノは終わらない

もう20年も前の話だが、知人の紹介で新東宝、にっかつ等の作品数本にエキストラ出演させてもらった。著者の早乙女宏美も、映画の打ち上げで何度か顔を見掛けたことがある。私がファンだった片岡修二監督の秘蔵っ子で、スクリーンで見るよりはるかに幼く華奢であることに、驚かされた。同時期に活躍していた女優達が、ひとりまたひとりとこの世界から足を抜けて行ったのに、彼女は今もこうして業界の周辺で活動を続けている。たいしたものだ。お世事にも上手とはいえないけれど、ロマンポルノ功労者への愛と尊敬が伝わって来る文章に、好感が持てる。
(レビュー日:2006-11-08)

まさしく演技ならぬ“艶技”の世界

 自身も日活ロマンポルノで女優として活躍されていた早乙女宏美氏による一冊。単なる元ロマンポルノ女優によるありがちな回想話や裏話だけではなく、主な女優24人を項目別に取り上げ、その女優の主たる主演作品のストーリー、そして何よりも各々十人十色の個性溢れる演技の深みを伝える素晴らしい本です。さらには日活ロマンポルノの略年表、ビデオ化作品リストまでついており、何よりも大満足なのが女優さんの演技やヌード写真が満載で読んでるうちに大興奮です。
 ロマンポルノ関連の書籍はマニア向けで高額のものが多い中で、文庫本という廉価の消費媒体にも関わらずここまでマニアも納得の資料的な価値がある本も稀ではないでしょうか!?初心者の方にもお勧めできると思います。
 「裸にはなるけれど主演できるから」としてロマンポルノに出演した女優さん、宝塚歌劇団を辞めて出演した女優さん、「映画館を自慰にふける男どもでイッパイにしてやろう」と思い演技に拍車をかけていった女優さんなどなど、早乙女氏はロマンポルノ女優という仕事に情熱と誇りを持って取り組んだ女優を絶賛し、この本を読んでいると生き様としての女優魂を伝えてくれます。
 逆にアイドルくずれで出演してきた人やアダルトビデオから流れてきた人に対しては少し手厳しい論評で、称賛の対象から外れているのもポイントです。
 日活ロマンポルノとはまさしく演技ならぬ“艶技”の世界。過激性ばかりが売りの安手のアダルトビデオとは違う、女優魂とエロスが結合した究極の世界。ロマンポルノの消滅は日本映画の最大の損失といっても過言ではないでしょう。
(レビュー日:2006-06-25)

現代日本のアニメ―『AKIRA』から『千と千尋の神隠し』まで (中公叢書)

現代日本のアニメ―『AKIRA』から『千と千尋の神隠し』まで (中公叢書)
スーザン・J. ネイピア

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¥ 2,730 (ISBN : 4120033287, 2002-11)


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極めて

アカデミックな視点からアニメを評論していて面白いことは面白い。
多少こじ付けっぽい論はあるが、切り口も外れてはいないと思う。

まあ、トンチンカンな第九章や、まったく現代日本のアニメじゃあないってのはあるけどね。

(レビュー日:2003-06-23)

本当に大学で教えているのですか?

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(レビュー日:2003-05-23)

とても興味深い一冊

一つ自分の立場を明らかにしておけば、私はいわゆるアニメファンではない。
ただ宮崎駿作品などを観て育ち、大人になってからは昔よりはアニメと距離ができたものの、これはと思う作品(映画でもTVでも)があればハマることもある。
アニメと私はそういう関係だ。

だから、本書に登場するアニメも全部知っているわけではないし、好きだからといって一家言あるわけでもない。
そういう立場で読んだのだが、私には面白い内容だった。日本のアニメが扱う内容の幅広さから、筆者は安直に分析するのを避け、

「終末」「祝祭」「挽歌」という3つの切り口から個々の作品を読み解いている。これがなかなか新鮮だった。海外メディアが必ず関心を持つ「18禁」
アニメへの正面からの考察も、ポルノでく!くる表層的なものでなく、面白い。

とりわけ興味深かったのが、附論として記された「欧米人にとっての日本のアニメーション」の部分だ。海外で日本のアニメが人気だ、と聞くと、
その作品のどこに彼らが惹かれているのか、背後にある日本という国と果たして無関係なのか、私はいつも気になっていた。そういう疑問に答えてくれる内容ではある。

グローバルな目で見た日本のアニメに関心がある人なら、読んで損はないだろう。

(レビュー日:2003-03-12)

タイトルのつけ間違い。

ジブリ作品からアダルトアニメまで、全ての分野の日本アニメを一括りにした評論を期待したのですが、取り扱っているアニメは80後半〜90年前半の劇場、OVA作品がほとんどで、「現代」よりも「バブル期」のアニメ論といえます。

また日本のアニメの主流であるTV作品がほとんど扱われていません。たしかにテレビ作品は、予算の問題もあり傑作が生まれにくい環境ではあります。しかし、そんな環境からでも「おジャ魔女ドレミ」や「クレヨンしんちゃん」のような作品が生まれる、日本アニメの懐の深さを著者は理解するべきでしょう。

さらに、監修がいなかったのでしょう。日本人には無用の外人向けの注釈が多く、文章の流れを完全に止めてしまっています。
日本人の評論家には無い表現手法の解説的、思想的な切り口はおもしろいものがあるだけに、タイトルをつけ間違えた日本語版編集者の大ポカが残念でなりません。

(レビュー日:2003-02-04)

ハリウッドで勝て! (新潮新書)

ハリウッドで勝て! (新潮新書)
一瀬 隆重

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¥ 714 (ISBN : 4106101777, 2006-08-17)


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体験すること…

「アメリカで成功するための貴重な実践法」が
淡々と語られている。著者が成功したのは時代背景と
最初の東京行きを決断したことだろうなと思う。

映像作家を目指す若い人は読んでおくべき本。著者のように
トントン拍子に進まなくても閉塞的な場所からの脱出方法を
見出すことができるかもしれない。同じような時代を生きてる
村上隆氏の「芸術起業論」のノウハウと似ている。

アート、エンターテーメント系でのビジネスを考えるのには
参考になるだろう。
(レビュー日:2006-09-19)

期間2年のCEO

映画プロデューサーと監督の違いは何か。
分かりやすく言えば、経営者と芸術家の相違だ。
一人二役が不可能なわけではないだろうが、本来はまったく別物。
この両者が末分化の結果、衰退したのが日本の映画産業かもしれない。(もちろん、グローバル市場を見据えずに、邦画産業が内弁慶に走ったのも理由だろうが)

監督の持つ才能とコンテンツへのパッションが花ひらくためには、ビジネスとしての仕掛け作りが欠かせない。

なぜ、一瀬プロデューサーがハリウッドで注目を集めるのか?
本著を閉じるとき、その理由が、日本の映画産業の閉塞感とともに浮かび上がってくる。
(レビュー日:2006-08-20)

ヘタな人生論より「寅さん」のひと言 人間にとって本当に大切なものって、なんだろう?

ヘタな人生論より「寅さん」のひと言 人間にとって本当に大切なものって、なんだろう?
吉村 英夫

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¥ 1,575 (ISBN : 4309017703, 2006-07-21)


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寅さんファンならぜひ!

寅さん映画の魅力は、何と言っても立て板に水の寅さんのセリフです。
売の口上はもちろん、登場人物たちとの会話一つ一つが実に味のあるものになっています。
そんな寅さんのセリフを集めた本がコレ。

良い事を言ってたり、ただただ馬鹿馬鹿しかったり、
改めて文字で読んでもホントに飽きません。
よく出来た脚本だなぁ、と感心することしきりです。
抜き出されたセリフを読んでるだけで、
そのシーンや寅さんの表情が、まざまざと脳裏に蘇って
“大いなるワンパターン”と評されたシリーズの偉大さを再確認できました。

寅次郎に人生を教えてもらおうとは思わないけれど、
この厚かましさと力の抜け具合は実に羨ましいかぎり。
寅さん映画の研究本としても上々の出来では無いでしょうか。
寅次郎ファンなら、ぜひ読んでみてほしい一冊です。
(レビュー日:2008-05-28)

一言一言が人生です

「結構毛だらけ猫灰だらけ、お尻の回りは糞だらけ。」
「へーえ たいしたもんだ、蛙のしょんべん、見上げたもんだ屋根屋のフンドシだよ。」
「ヤケのヤンパチ日焼けのナスビ、色は黒くて食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯がたたない。」
映画「男はつらいよ」48作の中には人生を説くセリフがたくさんあります。
映画の中のすべてのセリフが人生を語って教えてくれます。題名のとおりヘタな
人生論より悩んだ時に寅さんの言葉を思い出した方が幸せになれるとおもいませんか。
(レビュー日:2007-09-24)

淀川長治、黒澤明を語る。

淀川長治、黒澤明を語る。
淀川 長治; 武満 徹; 大林 宣彦; 井上 ひさし; 黒澤 明; 白井 佳夫; 杉浦 孝昭;

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¥ 1,680 (ISBN : 4309263798, 1999-06)


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贅沢な本

この本の対談は1952年から始まって1998年までに渡って繰り返し行われたものなので
内容が何度も重複しています。加えてその内容が微妙に変っている。
デジタルやCGの無かった頃の話ですので、革新的な映像を撮リ続けたアイデア話も、
現在ではあまり参考にはならないでしょう。
しかし、それを差し引いてもこの内容は贅沢です。とにかく出てくる人の面々がすごい。
ジョン・フォード、コッポラ、ルーカス、コクトー、エリア・カザンといった超一流どころが
黒澤さんと会い、非常に気さくな面をうかがわせます。
そして映像系の関係者には、箴言のような言葉が散らばっている。
「映画は球体である」「映画の創造は記憶である」「映画は料理のようで、その人が感じた味が
その評価である(旨)」「創造への謙虚さがあって創ることができる(旨)」
簡単に抜粋しましたが、実際に読んでいただければ、これらの要約が実感できると思います。
井上ひさしさん、おすぎさん、大林監督といった人たちが語っていますが、どの人も映画が好きで、
黒澤さんが好きでといった様子がわかって嬉しい。
黒澤映画を観ていなくても読める内容です。
創造系の仕事の方、黒澤ファン、そして淀川ファンの方にお勧めです。
(レビュー日:2005-07-30)

日本映画はアメリカでどう観られてきたか (平凡社新書)

日本映画はアメリカでどう観られてきたか (平凡社新書)
北野 圭介

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¥ 756 (ISBN : 4582852858, 2005-08)


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タイトルに意味あり

 著者の狙いは、アメリカのその時々の政治的社会的経済的状況のもと、日本との関わりの変遷のなかでどう日本映画が受容されてきたかを示すことにあると思う。映画そのものに関わることだけに注目して瑣末なことをあげつらうのはこの本の目的ではないということ。
 それでは、この時期のアメリカはこうで日本はこうでこういう傾向の日本映画がこういう要件を持って受け入れられた、というような極力個々の映画人や個々の映画について語らない内容になっているかと思ったら、そうじゃないんだよね。
 映画においては、監督でも作品でも一般化して語るのは難しい。もちろん、国や時代の違いの影響を受けていないはずはないのだが、それよりも個人の資質が大きいのではないだろうか。優れた評論家もまた然り。
 実際、この本を読んでも、黒沢、小津、大島やら、また彼らを分析したアメリカの評論家を取り上げている部分が多く、アメリカの大衆がどういう状況下でどういう思いで日本映画を観ていたのか(あるいは観ていないのか)、なんてことはどうも浮かんでこない。突出した感性の評論家の言うことを敷衍して、その当時のこととして一般化するのは必ずしも正しくはないのではなかろうか。
 ただし、大きな流れとしての受容の歴史はよく理解でき、一読に値するのは間違いない。
(レビュー日:2008-09-09)

おすすめです

ハリウッド映画の監督の中には、日本の映画監督とかアニメ作品に影響を受けて作品を制作したという人が結構いるという話はなんとなく知っていたけれど、実際どんなふうに日本の映画が他の国で受け入れられていたのか?ということは全然知らなかったので勉強になりました。

あと、この本を読んで驚いたのは、日本人なのにこの本に挙げられている映画をほとんど見たことがないこと!

最近結構映画を見ていた気になっていたけど、まだまだ日本には面白そうな映画があるんですね。
それを知れただけでも読んでよかったと思います。
(レビュー日:2007-08-22)

おすすめです。

「ハリウッド100年史講義」が分かりやすかったので買ってみた。
ちょっと変化球の日本映画論って感じでちょっと骨太のところが会ったりするけど、またまた読みやすく、絶好調の語り口でスーッと読めた。
日米比較文化論ともアメリカ文化論ともいえ、なかなかの読み応え。海外の人としゃべるときのちょっとしたネタ本になるかも。
次回作にも期待したい。
(レビュー日:2005-08-16)

間違いだらけの時代劇 (河出文庫)

間違いだらけの時代劇 (河出文庫)
名和 弓雄

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¥ 483 (ISBN : 4309471846, 1989-07)


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よりよい時代劇への願いがこもった本

 内容は、主に、テレビの時代劇の考証の間違いあれこれ。
 知識がある身にとっては耐えられない間違いが多いようだ。知らなければ何とも思わず見てしまうのだろうが。
 著者の考えは「あとがき」にはっきり記されている。

「時代劇は、チョン髷を頭にのせ、刀を腰に帯びた現代劇であってはならぬ。」
「昔の姿に近づけば近づくほど、おもしろくなっていくものなのである。時代考証を正しくやればドラマがおもしろくなくなるというのは、物を知らぬ人の言い逃れに過ぎない。」

 もちろん著者は何もかもその時代の通りにやれと言っているわけではない。正直に、文化文政以前のことはよくわからないといっているし、自分の失敗談も語っている。
 最も印象に残ったのは、忠臣蔵に関するところ。

「発端から終局まで実録とは大違いなのである。」(p51)と、巷間語られる忠臣蔵は実像とはほど遠いといいながらも、「忠臣蔵は、日本人の誇る日本人好みの名戯曲なのであるから、時代考証を介入させるべきではない……とわたしは思うのだ」(p52)と語る。

 あくまでも、よりよい時代劇、より面白い時代劇を作りたい、という願いによって書かれた本であることが分かる。
 ただし、タイトルはよくない。「間違いだらけの車選び」をもじったものだろうが、こういうタイトルでは、ちょっと志が低く見られてしまうだろう。

(レビュー日:2003-10-27)


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