Richard L. Drake; Adam W.M. Mitchell; Wayne Vogl;
当方医学生ですが、派手な表紙(笑)と中のイラストの見やすさにひかれて購入しました。
情報量は医学生には少し不足かと思います。私は別の教科書(解剖学講義など)とアトラスで少し知識を足しました。
看護学生に要求される知識がどの程度かわからないのでなんとも言えませんが、
意欲をお持ちの看護学生は読んでみるといいのではないでしょうか。
内容についてですが、他の方も書かれているように、臨床とのつながりを重視している点が非常に良かったです。
CT画像、体表解剖学を中心として写真などが駆使されていて、また臨床に関連した問題も提起してくれています。
(「ホルネル症候群は肺尖部の癌によるものが多い」など)
ちょくちょくミスも散見されましたが、ぱっと見で間違えてることがわかるようなものが多くて可愛いミスばかりだったと思います。
3冊ほど解剖学の教科書を読み比べましたが致命的な食い違いはなかったと思います。
特記すべき点は、CGによる挿絵の美しさです。
アトラスはネッターが絶賛されていますが、それに勝るとも劣らない美しさです。
ネッターでは表現しづらい副鼻腔の構造(他の方も書かれていますね)なども一目でイメージできると思います。
多少デフォルメされている点もあるし、重要だけれど細かい動脈の枝などは省略されている感があるのでアトラスなしでも大丈夫というわけではないですが。
訳書にありがちな文章の読みにくさもなく、解剖実習中の忙しい中でも2週間ほどで通読できました。
これが1万円なら手元に置いてあっていいと思います。オススメです。
星4つにしたのは、最初に書いたように医学生向けであるが十分ではないことが1つ。
もう1つは表紙の派手さです。笑
(レビュー日:2008-07-23)
完璧です!
副鼻腔の構造とか、全身の詳しい血管の走行とか、学校の教科書で良く分からなくて
もっと詳しく知りたいと思っていたことが、はっきり書いてあってものすごく詳しい
本です。ご献体の実体写真集よりも、イラストの方が、構造を理解する分にははっきり
分かってすごい気に入りました。(両方あれば尚いいと思いますが)
1万円なので、内容から割安だとは思いつつも、うーんと本屋で1時間悩んで買って
しまいました。
(レビュー日:2008-03-29)
1858年以来 150年間、版を重ね続ける解剖学の名著中の名著“GRAY'S Anatomy”から、ついに学生向けの入門編が出版されました!
原著の英語版は非常に売れているようで、翻訳版がでないかと期待していたので、大喜びです。英語が苦手な私にとっては非常にありがたい。
内容のほうも、
フルカラーで、CGを用いたわかりやすいイラストと平易な解説で、複雑極まる人体を容易に理解することが可能です。翻訳特有のクセのある日本語と違い、非常に読みやすいです。
この頁には掲載されていませんが、翻訳は、塩田浩平(京都大学教授)、瀬口春道(神戸女子大学教授、高知大学名誉教授)、大谷 浩(島根大学教授)、杉本哲夫(関西医科大学教授)が担当しており、信頼できます。
また英語も併記されているので、単語帳としても利用できるのがうれしいですね。
さらには、臨床との関連を特に重視し、豊富なX線、CT、MRI画像などが、掲載されているので、入門書として最適です。
解剖の基礎を学びたいという医学生、薬学部の学生、看護学生、鍼灸や柔道整復師を学ぶ方々にとって格好の書です。
(レビュー日:2008-01-19)