この本は、英語で文を書くときに、参照するのに便利な本です。
最初から最後まで通読するのが目的というよりも(通読しても良いのでしょうが)、
すでに英文法事項は一通り理解しているつもりでも、
実際に英文を書く際にまだまだ怪しい文法事項があるときに、
どうだっけかな?と、この本を引いて確認しながら書き進めるといった具合に使うのに便利です。
本の内容は基本的な文法事項なので、アカデミックライティングとビジネスの両方向けです。
ここで言う英文とは1文です。まとまった長さや量のある文章を書くのために
話の流れを作るためのヒントとか、語句や表現の微妙なニュアンスの違いなどは載っていません。
そうした意味で、本のタイトル「表現の」というのは少し誤解を与えるかも知れません。
しかし、1文の英作文にも、気にしなくてはいけない文法要素はいろいろあるので、
文の長さや量にかかわらず、この本なら書きながらパッと引いて確認できるので助かっています。
文法事項を学習するための文法書では、英文を書く際には使い勝手が悪いことが多いです。
この本は、英文を書くための文法書として使い勝手が良いので良書です。
英文の実例の少なさはあまり気になりません。自分が書こうとしている英文が文法上正しいかどうかを
確認するのが目的ですが、少ない英文でもその確認は十分できます。
ただし、目次は各文法事項ごとなので、各文法事項が一通り頭に入っていないと、
自分が英文を書く際に何を確認すれば良いのか分からず、この本を使いこなすのは困難かも知れません。
そういう意味で、使い手を選ぶ本かも知れません。この理由で星4つとしました。
(レビュー日:2008-02-08)