竹岡広信さんの、秀逸な英語再入門書です。
実際の使用頻度を無視した旧態依然とした文法を「これでもか」と羅列した英文法参考書が多いことに疑問を感じた著者の、「英文法は面白い!を伝えたい」熱い気持ちと、「使用頻度の高い文法を徹底的に使いこなせるように」との思が、ひしひしと伝わってくる、とても気持ちの良い参考書です。
● 「マイカー通勤の人が多いです」
「外国で病気になったとき、自分の症状を医者に説明できたら、語学は満点だ」
などの和文英訳の問題から、
● 日本の面積38万平方キロメートル、カリフォルニアの面積41万平方キロメートルであ ることが了解されている場合、さて、正しい英語はどちらでしょう?
California is as large as Japan.
Japan is as large as California.
など、一般の英文法書ではあまり触れられていない比較の構文や、
● きちんとした英文読解力には絶対必要な次のような<名詞構文>の英文和訳のお勉強:
「The discovery by computer science of the technical challenges overcome by our everyday mental activity is one of the greatest revelations of science.」
に至るまで、厳選された秀逸な内容が、
電車の中でもとても読みやすいソフト・カバーのたった200ページの中に、効率よく収まっています。
読みやすいとは言え、この本、さすが竹岡さんの本だけあって、よくある、読者に媚びた「これ一冊で英語スイスイ的」お手軽ハウ・ツー英語本などでは全くありません。念のため。
英語をブラシュ・アップなさりたい社会人の方、英語好きの高校生にも、ぜひお薦めします。
とても、とても気持ちのいい優れた参考書。 五つ星です!
(レビュー日:2008-10-22)