Hanon(本来の発音はアノンですが、便宜上以下ハノンとします)は素晴らしいピアノ奏法のためのテキストです。ただ独学では厳しいものがあります。(よく比較されるリトルピシュナはハノンよりも独学は厳しいです。)この本を使おうとする人はきちんとしたピアノ教師に師事する必要があります。そうしなければじきに指を壊してしまうでしょう。
このテキストのいいところは、少しでも楽譜が読める人は初見で弾けること。1曲が短いのもいいところです。また指が鍛えられるのは勿論、リズム変奏で手首の脱力なども学ぶことができます。タッチも安定するし、使い方次第ではアーティキュレーションごとのタッチの違いも学べます。
ただ単純すぎて「ツマンネ」と思う人がいるのも事実。
自分はハノン「弾く」という意識ではなく、「指の準備体操」と割り切って弾いています。「ツマンネ」組はこのようにウォームアップと割り切って練習してみてください。
ピアノ奏法を学ぶ全員にいえますが、リトルピシュナやハノンなどの指の訓練本はなるべく長時間弾かないこと。人にもよりますが初級者なら20分以内が目安、もっとうまい人なら1時間くらいが目安でしょうか。(脱力がしっかりできていて速く弾ける人はハノン1冊1時間で弾けます)
ハノンは重要な基礎が勉強できるテキストです。正しい使い方をしましょう。そのためには改めて言いますがピアノ教師に師事してください。
(レビュー日:2007-01-19)