内容が最新の研究・情報を反映していること、ハンディで場所をとらないことなども良い点ですが、なにより便利で他の本に無い長所は、固有名詞や用語に大体ルビが振ってあることです。
これは、初歩の人向けのような感じを与えますが、そうではありません。書道関係の用語は、古い歴史のなかで独自の読み方が伝承されている場合が多く、それは理屈ではなく、学ばなければわからないものです。ところが読み方を教えてくれる場というのが意外にみつかりません。自分の専攻分野はともかく、ちょっとはずれると慣習的な読み方を知らないで失笑を買うこともしばしばあることです。この本はそういう意味でもとても有り難い存在だと思います。
平成19年秋に改訂版がでているので、容易に入手できるはずですが、ここでは、未だ品切れ状態になっているのは惜しいことです。
(レビュー日:2008-12-07)