この本のすごいところは最初に検査前確率に関してしるしてあり、いかにLRの大きな検査や身体所見をとっても検査前確率が低いならば検査が陽性でも診断に全く役に立たないことが最初に記してある点です。
最近ICUに発熱患者が入室した。外科医はSSIやCRBSIなどを考え、内科医はUTIやVAPを考える。研修医などは悪性リンパ腫に飛びつき、外国の診断に困った症例ばかり見させられている医者(いわゆる名医とよばれる大リーガー医)は収縮性心内膜炎を考えちゃう。
このような違いがでるのは各医師でICUの発熱患者に対してもつ検査前確率が違うことによる。
臨床を勉強すればするほどこの本のすごさを実感する。英語版でよんでも日本語で読んでもどちらでも良いと思う。
(レビュー日:2007-10-27)