Newton (ニュートン) 2008年 12月号 [雑誌] [雑誌]

Newton (ニュートン) 2008年 12月号 [雑誌]
ニュートンプレス ニュートンプレス



(ISBN : B001HNLNWI, 2008-10-25)
(EAN/JAN : 4910070471289, 2008-10-25)


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虚数をめぐる話、面白いですよ。

特集の目玉は虚数です。Newtonは良くも悪くも数式をあまり載せない科学雑誌ですが、これは面白いです。Newtonで数学を扱ったものでは、Newton別冊として今も売られている『ゼロと無限』以来のヒットかな。「たとえば、13は素数だが、複素数の世界では素数(ガウス素数)ではない」とか「虚数時間」とか、世間で生きるうちにいつの間にか染み付いてしまった常識感をここちよく揺さぶってくれます。とても丁寧なオイラーの公式の説明もあります。また、直接虚数に関係ないですが、この中で紹介されている1/7、1/17、1/61 の3つの循環小数の共通点は驚いてしまった。

あと、「大陸の誕生に迫る」という特集も興味深かった。「大陸地殻」「海洋地殻」では構成する岩石が異なるなんて初めて知りました。また、「スピッツァー宇宙望遠鏡」が撮影した最新の宇宙の映像も圧巻です。

最後に、東京への通勤族の多くが、どうなっているのか密かに不思議に思っていたであろう新名所、モード学園のコクーンタワーの解説があった。すぐ倒れそうに見えていたけれど(失礼!)、全然そうではなく、ヘリコプターが救援活動を行うスペースが隠されているとか、ちょっと興味深かった。最初の方には、今年のノーベル賞受賞者の紹介もあります。
(レビュー日:2008-11-02)

数学の面白みを味わえる特集

虚数がなぜ生まれたか?虚数を使うと何が便利なのか?など、非常に分かりやすくまとまっています。登場するのは、2次方程式の解の公式、オイラーの等式、複素数、複素平面、シュレディンガー方程式などなど、虚数を使っているものですが、どちらかというと虚数にまつわる数学者のエピソードに重点が置かれています。今ちょうど虚数などを学んでいる高校生じゃなくて、大人に数学って面白いよねと思い出させてくれる内容になっています。

虚数が数学史に誕生する前のメソポタミヤ文明から中世の数学、そして現代の量子力学へと虚数にまつわるエピソードを詳しく、かつ分かりやすく、ビジュアルを多様してまとめられています。数学を専門的に学んでいなくても、高校数学レベルを理解していれば十分楽しめます。
(レビュー日:2008-10-26)

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